陶芸機器保守メンテナンス

陶芸窯のヒーター交換作業

当工房ある複数の陶芸窯のうちの一つ、もう20年近く使用している講和線産業製KFK-13DB電気窯のヒーター線が断線し、交換作業を行いました。
本当は劣化したヒーター線はまるごと交換するのが良いのですが、予算の関係で(-_-;)断線した1本のみを交換しました。
単純作業に思えますが、経験者や窯業者の方は充分ご存じかと思いますが、ウェーブ型のヒーター交換は結構しんどいです!

まず、ヒーター線端の端子のボルトが長年の使用で錆びていて回らず。ロックタイトというねじ外しスプレーを使って何とか外しました。
古いヒーターを取り外すにはU字のステップルを抜いていきますが、ペンチで摘まんでもなかなか抜けなかったりします。バールの小さいもの(釘抜き)を使うと少し楽になりましたが…耐火煉瓦を傷つけやすいので板を当てたりしました。ステップル抜きの作業が一番大変でした。
古いヒーターを外すまでに1時間以上かかりました。ようやく外したら、耐火煉瓦の穴の開いた箇所やヒビ割れをモルタルで埋めます。
新しいヒーター線を張り、新しいステップルをハンマーで打ち込んでいきます。これも場所によってはハンマーが打ちにくく難航したりします。
100本位打ったあたりで、ステップル在庫が無くなってしまいました!ピンチ!→急遽、講和線産業さんに電話し取り寄せをお願いしております!


ようやく打ち終わったら、内部清掃、配線を接続、作業は完了となります。
1本張り替えるだけで半日を要しました。不慣れなもので。。
モルタルが乾くまで数日待って、電源ONとなります。

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